蛇行状鉄器
2010年 08月 26日
(ひもろぎ逍遥)というブログで蛇行状鉄器というもの存在を知った。出土数の少ない珍しいものです。
奈良近辺に出土したものがないか、、、、と思い調べて見た。
法隆寺のそばにある藤の木古墳はどうだろう?
確か聖徳太子が馬に乗っていた絵を見たことがある。
藤の木古墳からは華麗な馬具が出ているし~
でも残念!(蛇行状鉄器)は出ていない~。
だが、飛鳥寺の塔心礎の埋蔵物に蛇行状鉄器があったのだ!!だけど、あまり腐食が進み完全な形ではない。
ところが、奈良近辺に、、、
あっ、あった!!
有名な唐古鍵遺跡の近くの奈良県磯城郡田原本町大字矢部にある(団栗山古墳)からでてきたのだそうだ。かなり、よい状態で出土している。
ところが現物は東京の国立博物館にあるとのことだ。残念!!
せっかく近くだから見に行こうと思ったのに、、、、、。
仕方がない。国立博物館の情報を見てみよう。
埼玉県で、旗を立てた馬形(うまがた)埴輪が日本でただ一点のみ見つかっている。旗を立てた馬形(うまがた)埴輪(はにわ)(酒巻14号墳)
とというのだ。だいたい上のイラストみたいな感じのはにわだ。
朝鮮半島では、高句麗(こうくり)の古墳の壁画の中に、この馬と同じ状態の絵が残されています。
しかし日本では、これまでその使用状態を表現したものは何もありませんでした。
そこに出土したのがこの馬の埴輪で、日本でもこの鉄器を旗竿として使用していたことを証明する唯一のものです。 行田郷土博物館所蔵・行田市本丸17-23