藤井寺・羽曳野歴史遺産 ① シュラホールより
2010年 08月 27日
でも、藤井寺・羽曳野には石器時代の遺跡が残ってるのだ!
(国府遺跡)旧石器時代から、縄紋・弥生時代の人骨の出土など古くから学会に注目されている。現在までに100体近くの人骨が確認された。
縄紋時代の人骨は、手足を折り曲げて埋葬された状態(屈葬)で確認され、当時の新聞は、世界的にも稀な例として国府遺跡人骨出土の報を伝えました。
出土した玦((ケツ)状耳飾り(シュラホール展示)
これは人骨にくっついた状態で出土したそうです。こんなイヤリング見てるとかなりオシャレで、原始的なぼろ服まとった縄文人のイメージが覆される。
羽曳野市にも、、、、(翠鳥園遺跡)がある。
羽曳野丘陵の一帯には旧石器人の生活の跡が数多く残っています。向こうに見える二上山のふもとからサヌカイトが運ばれ、石器が作られていました。
(●が翠鳥園遺跡) 翠鳥園遺跡では石器類は遺跡のあちこちに散らばっているのではなく、1mmから2mほどの限られた範囲にまとまっています。石器類が集中する場所の中には、打ち割られた石片や石くずが飛び散ったようすがそのままに保たれているものもあり、そこが石を割った場所、すなわち石器作りの場所(アトリエ)であったことがわかります。