古代史を中心にした漂流記録&覚えておきたい記事、書籍、ニュースなどの備忘録として、あるいは自分の考えの足跡、生活の記録をしています。


by jumgon
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日本語の数詞について

ひぃ、ふう、みぃ、よ、or いち、に、さん、し

日本の神社で、あきれるほど多いのは「恵比寿神社」「八幡神社」「稲荷神社」の系統である。
いったい何の神様か良くわからないので調べていたら、
偶然、八幡信仰についての記事を読み「ハチマンではなくヤワタ・ヤハタ」と読む、と書かれていた。

以前から気になっていた「日本の数詞」について調べた。

◎ほとんど、引用なので恐縮ですが、誰でも先達の知識があってこそ、進歩すると思っているので分かったことを書きます。

ウィキペディアより

先ず数字についての知識から

◆基数詞(きすうし)
  数詞(きすうし)とは、基数、すなわち分けて数えられるものの個数を表す数詞である。
  日本語の「いち」、「に」、「さん」は基数詞である。

◆序数詞(じょすうし)
  序数詞あるいは順序数詞(じゅんじょすうし)とは、順序数、すなわち分けて数えられるものの
  順番を表す数詞である。なお同音の助数詞と混同しないこと。
  日本語では単独で序数詞を表すものはないが、
  「第-」を漢数詞(助数詞が付く場合は、算用数字で表すこともある)の前に付けるか、
  「-目」「-位」を助数詞の後に付けて表現される。
•第二、第二回
•二番目、二回目、二個目、二人目、二日目、二位

◆反復数詞(はんぷくすうし)
  反復数詞(はんぷくすうし)とは、回数を表す数詞である。
  英語の once, twice, thrice は反復数詞である。
  日本語では基数詞と、「回」あるいは「度」を使うので、
  基数詞と区別される反復数詞はない。

◆集合数詞(しゅうごうすうし)
  集合数詞(しゅうごうすうし)とは、複数のものからなる組を表す数詞である
  日本語では基数詞と「組」とを用いて「三人組」などとするので、
  独自の集合数詞はない。
 
◆倍数詞(ばいすうし)
  倍数詞(ばいすうし)とは、何倍であるかを表す数詞である。
  英語には二系統あり、twofold, threefold などは基数詞から  
  規則的に導かれるが、double, triple などの表現は語源上はともかくとして、 
  現在の基数詞との語形の繋がりはなく独立の語である。

◆分数詞(ぶんすうし)
  分数詞(ぶんすうし)とは、分数の分母を表すのに用いる数詞である。 
  ヨーロッパの諸言語では序数詞を用いるが、補充形を用いることもある。
  英語では 1/3 は a third であり、分母は序数詞と同じであるが、
  1/2 は a half、1/4 は a quarter であり、序数詞と異なる。
  日本語、中国語などでは、基数 + 「分之(ぶんの)」 + 基数という複合語を用いるので、
  分数詞はない

◆底
  ほとんどの言語では、大きい数を表す数詞には一定の構造があり、
  数詞特有の規則に従って構成する。
  例えば日本語では、47 を表す基数詞は「よんじゅうなな」であり、
  4×10+7 を意味する。日本語の数詞は底が 10、すなわち十進法である。
  世界的には十進法が圧倒的に多いが、二十進法も世界各地で見られる。
  ニューギニア島は最も言語密度の高い地域として知られ、エスノローグには
  1071 個の言語が記されている。このため底も多様であり、
  二進法、四進法、六進法、十進法、十五進法、二十進法、二十四進法、
  六十進法が存在する。
◎10進法が当たり前だと思っていたけど、他にこんなにいっぱいあるんだ!
  9進法というのに何かの機会に触れた事はあったけど~。

*エスノローグ ( Ethnologue: Languages of the World, 民族語の意)

◆日本語の数詞
  日本語の数詞には、原日本語に由来すると考えられている固有の和語の数詞
  (ひとつ、ふたつ、みっつ、…)と、漢字とともに中国から持ち込まれ日本語化した
  漢語の数詞(いち、に、さん、…)の二つの系列の数詞が併用されている。

  本来、和語の数詞で数そのものの概念を表しているのは「ひと、ふた、み、よ、…」
  の部分であると考えられる。しかし、実際にはこの部分が単独で用いられることはなく、
  数または個数を表す場合には「-つ」などの接尾辞を伴って、
  「ひとつ、ふたつ、みつ (みっつ)、よつ (よっつ)、…」という形で用いられるか、
  具体的な接尾辞または助数詞を伴って、「ひとり、ふたり、みたり (みったり)、
  よたり (よったり)、…」、「ひともと (1 本)」、「ふたまた (2 又)」、「みとせ (3 年)」、
  「よっか (4 日)」、「やくさ (8 種)」などという形をとる。

  さらに 10 を超える数については、「とおか・あまり・みっか」 (13 日)、
  「みそとせ・あまり・ななとせ」 (37 年)、「よそじ・あまり・みっつ」 (43 個) などのように、
  桁ごとに接尾辞または助数詞を繰り返して言う方法しかなく、非常に冗長だった。
 
 
  なお「みそひともじ(三十一文字)」などの語は、このような和語系数詞本来の体系が
  崩れた後に、漢語系  数詞の体系に合わせて生じたものとされる。
  

  これに対して漢語の数詞は、「十・三」 (13)、「三十・七」 (37)、
  「二千・七百・六十・八」 (2768) などと言うように単純かつ体系的であり、
  「日」、「年」、「個」などの助数詞は末尾に1度付ければよいという合理性を持ち、
  また極小から極大まで、あるいは分数表現や割合表現、倍数表現などについても
  整然とした体系を持っている。
  このことが、現代日本語での和語系の数詞の使用が
  1~10 に限られ、11 以上はもっぱら漢語系の数詞が使用されるようになった原因と
  考えられている。

  現代日本語においては 10 以下であっても、「みたり」 (3 人) などのような表現は
  ほぼ消滅し、「ひとよ」 (1 夜) という表現も非常に古風な物言いと感じられる。
  時間あるいは期間としての 1 日を和語系数詞で「ひとひ」と呼ぶことは
  現代日本語ではほとんどなく、漢語系の「いちにち」という言い方しか行われない
  (月の第1日を「ついたち」と呼ぶのは「月立ち」の音便形である)。
  なお、4, 7 については漢語の「し」、「しち」より、和語の「よん」、「なな」を使うことが多い。

  年月日の読み上げでは、「四月」(しがつ)を除いて「四」を「よん」と発音する以外
  全ての数詞を漢数詞の読み方で発音するのが慣習であるが、
  無線などの雑音の多い環境での会話では「いち」「に」「し」「しち」などの
  発音の似ている数の混同を防ぐために、
  例えば「四月二十七日」を「よんがつふたじゅうななにち」と読み上げることもある
  (「一月」は「正月」(しょうがつ)と読む)。


◎以下は「生き物たちのエレガントな数学」の著者、上村文隆氏のHPより引用しました。
重複もありますが引用します。


日本の数学

『数詞の研究』

日本では数の読み方が二つある。[ひ、ふ、み、よ、いつ、む、なな、や、ここの、とお]と、
[いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、く、じゅう]の読み方である。
では、何故2つあるのだろうか。

ヒント、日本語の中に漢字が入ってきているのは知っているだろう。
・・あっ、そうか。漢字を読む時 に音読みと訓読みがあるというのと同じでしょう。

では、どっちが訓読み?
・・ひ、ふ、み の方。

ピンポン。こちらの方が、旧日本式読み方。
・・ということは、いち、に、さんは音読みか。
・・ところで、ひとつ、ふたつ、みっつ、と呼ぶ方が正しいのじゃない。
「つ」は年齢を数える時に付ける調子のようなものさ。ひと、ふた、み、よ、と呼ぶのが正式かな。
10までは読めるとして、20は旧日本式読み方ではどうなるの。
・・?
ヒントだよ。20歳のことを古い言い方では?
・・はたち。

だから、20のことを「はた」という。30は「みそ」、「おおみそか」って言うだろう。
40は「よそ」、50は「いそ」、60は「むそ」、70は「ななそ」、80は「やそ」、90は「ここのそ」、
100は「もも」
・・山口百恵の「もも」か。

◎最近はミソジ(アラサー)とかヨソジ(アラフォー)とかいう言葉がはやってますね。
古語を使って、表現を和らげてるように思える。


500は「いほ」、千は「ち」、八千は「やち」、万は「よろづ」でこれ以上はない。八百万と書いて「やほよろづ」、とてもたくさんという意味だ。・・億はないの。こりゃ楽でいいや。
◎神話によく出てくる語彙ですね!

11はどう読む。
・・とおひと。
残念でした。「とを」と「ひと」余るから「とをあまりひと」つと読む。「とをまりひと」と略されていた。
百三十七は「ももちまりみそなな」。
・・へー。知らなかった。

◎たしか紀貫之の「土佐日記」のはじめにこんな文がありました。「それの年(承平四年)のしはすの二十日あまり一日の、戌の時他、」

そうだね。みんなが知らないのは、この読み方が段々すたれてきたからだが、なぜ「じゅういち」という読み方の方になったのかわかるかい。
・・読み方が簡単だからじゃない。
・・十の位もそれぞれ呼び方が違うなんて、めんどくさいよ。「じゅう」さえ知っていれば「にじゅう」、「さんじゅう」、「しじゅう」と読んでいけるもんね。

12は「とをまりふた」「じゅうに」
25は「はたちまりいつ」「にじゅうご」
36は「みそあまりむつ」「さんじゅうろく」


◎「数学ウラ話」吉岡修一郎著、学生社も参考にされたそうです。

あぁ~、図書館にリクエストする本がふえた!
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by jumgon | 2010-12-29 15:07 | ★言語、歴史