古代史を中心にした漂流記録&覚えておきたい記事、書籍、ニュースなどの備忘録として、あるいは自分の考えの足跡、生活の記録をしています。


by jumgon
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椋の木

以前からひもろぎ逍遥というブログで次のようなきじを読んで以来、私は椋の木が気になっていた。
http://lunabura.exblog.jp/15310757

椋の木には黒く固い実が成るのであるが、それを空から降る隕石の化身と信じた、について
これについては眞鍋氏はこう説明しています。

記紀にある「布留の御魂」は隕鉄を精錬した剣で、「布津の御魂」は砂鉄を精錬した剣である。昔から隕石が落ちた所には椋(むく)の木を植えて祀った。椋の木の実は羽根つきに使われる黒い実。

◎うーん、確か羽根つきのに使われるのはムクロジの種だったと思うのだけど~。
下の写真はムクロジの実と種
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羽根つきの羽根のこと
このブログない「洗濯の歴史」に次のように述べています。

●羽根つきの羽根はムクロジなどの木ノ実に鳥の羽根をつけてできあがったもので、「羽子」「羽子板」は道具の名称です。
「羽根」は球についているものですが「つきばね」「おいばね」という遊び方のスタイルの名称としても現れます。

◎ムクロジなどの木ノ実に鳥の羽根をつけて、、、、とあるから黒く固い椋の実ももちいられたのだろう。
季節の花300より
椋の実
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●眞鍋氏の説明
2000年以上前には、その形が隕鉄の象徴だった。1500年前頃には真金、即ち砂土を溶かして得た鉄を指した。

椋の木はそれほど珍しい木でもなさそうだけど、そんなにちょくちょく隕石なんて落ちて来たのだろうか?と不審に思わないでもない。
それによく考えれば私はその木について何も知らない。もしかしたら見たことあるかもしれないけど、それが椋の木かどうか知らないから気が付かなかっただろう。

まず、木と隕石と関係があると言う記事はないかとネットで検索してみた。
それらしい記事はなかなか見つからない。

やっと見つけたのが

京都・東九条の宇賀神社とムクノキの巨木
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樹齢およそ500年  歴史を刻む「ご神木」
 境内東側にあるムクノキは樹齢およそ500年。樹高は約15m、幹まわりは3m以上あるといわれ、遠くからでもわかるほど風格ある姿をしています。
 約60年前、落雷のため、現在の大きさになりましたが、それがなければ現在の姿の2倍くらいの巨木になっていると考えられます。
 また境内西側のイチョウも大変大きな木で、ムクノキとともに神木として崇められています。
なお、境内に雷が石になったと伝えられる雷石があり、これは隕石だといわれているとのことである。


◎だが、隕石とムクノキの関係は述べられていない。

●美星町についてこんな記事があった。

そもそも、美星町 ってどこだかわからない。
井原市美星町は岡山県の西南部に位置する,吉備高原にひらけた町です。
標高505メートルの龍王山を中心に,128の集落が起伏のゆるやかな台地に点在しています。
気象は瀬戸内海内陸型で準高冷地帯に属し,農業にも居住するにも恵まれた環境にあります。
特に晴天率が高く大気が安定していることから,最も天体観測に適した地域としても全国に知られています。

石碑には「星尾大明神降神之地」と書かれています。つまり昔ここに隕石が落ちたということを示しています。美星町にはここ以外にもう2ケ所、合わせて3ケ所に隕石が落ちたそうです。このことから「星尾降神伝説」が生まれたそうです。
 なお、この場所のすぐ近くに「星尾神社」があります。この地の豪族が創建したそうです。
星尾降神伝説
それは遙かむかし。
静かな山村が夜のとばりに包まれたころ,星がひとすじ光跡を描きました。
ところが,その流星はこの村にどんどん近づいてきたのです。
「大きな流れ星だなぁ」と夜空を見上げていた村人も次第に騒ぎはじめました。
間もなくその光は,空中で三つに分かれこの村の北槙,八日市,本村,というところに落ちました。
人々はこれを神さまの使いと信じて,星尾神社,高星神社,明神社を建て厚く信仰しました。
それからいつしか,この村は”星の郷”と呼ばれるようになったということです。


ところが星尾神社には椋の木が生えているという記載はない。
星尾神社の社叢は、胸高直径70cm前後のモミの大径木が優占しており、特に社殿北側には、30mを越えると思われるモミが生育しています。一部にクロマツ、アカマツの大径木の生育がみられるほか、亜高木層にはコシアブラ、モミ、アラカシなどが生育しており、自然状態を保っている植生の一つの形態を典型的に残している注目すべき社叢林といえます。また、チトセカズラが低木層の樹林を覆うほどに繁茂しており、特記すべき群落を形成しています。
◎椋の木ははえてない、と言うことでこれはボツ。
ほかにそれらしい記事は探してもないから椋の木そのものはどんな木か調べてみた・

WIKI、そのほかより
◆ムクノキ(椋木、椋の木、樸樹、 Aphananthe aspera)はニレ科ムクノキ属の落葉高木
東アジアに分布する。単にムク(椋)、またはムクエノキとも言う。成長が比較的早く、大木になるため、日本では巨木が国や地方自治体の天然記念物に指定されている例がある。また地名や名字(椋本など)となっている例も多い。

日本では関東以南の本州から四国、九州でごく普通に見られ、琉球列島ではまれで屋久島、種子島、沖縄島に分布する。日本国外では、朝鮮、台湾、中国に分布する。特に人家周辺の神社などによく見かける。
◆生育環境
主に山地から低地の森林内に生育する。
山地に生える落葉高木です。
 葉は互生し,葉が開くと同時に淡緑色の小さな花をつけます。果実は直径が 1 センチ前後

季節の花300
http://www.hana300.com/mukuno.html
http://www.geocities.jp/greensv88/jumoku-zz-mukunoki.htm
より写真をお借りしています。

名前の由来
実黒あるいは実木→ムク、樹皮が剥(ム)ける木→ムクなどの説がある。木工の仕上げに、この木の乾燥した葉を使ったことから、「木工(モク)の木」がなまったとも。

・高さ20m以上になる高木。
・上の方でいっぱい枝分かれする。
枝分かれする様子がケヤキに似ている。
●樹皮
(椋の木の樹皮は縦に多数の筋がある。
縦筋のないケヤキとは樹皮で区別できる)
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●葉
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葉は互生し、葉身は卵状長楕円形、葉先は鋭尖頭、葉脚は広いくさび形で、左右不同。
縁は鋭鋸歯がある。表裏共に短い豪毛があり、ざらつく。
骨や角細工を磨くのに用いられた
昔は、この葉っぱでべっこうなどを磨いた。
10月の椋の木の葉っぱ
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12月の椋の木の葉っぱ
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●雄花
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雌雄同株、雌雄異花。
新葉が展開してすぐに、葉腋に集散花序を付け、小さな雄花を多数開く。花被片、雄しべともに5個。

●雌花
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雄花の開花に少し遅れて、枝の先の葉腋には雌花が、数個付く。写真のように目立たない。花柱は先が2裂し微毛が密生する。

●枝
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むくのきの若枝は、灰色のねた毛がありざらつく。紫褐色で小さい丸い皮目がある。冬芽は平たく、先は尖る。芽鱗は褐色で縁は濃い。

●実
7月の椋の木の実
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10月の椋の木の実
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実は核果で、11月に黒く熟す。球形で10mm以上あり大きいので、小鳥には無理か。ムクドリやハトなど少し大きな鳥の餌になる。黒く熟してしわの寄った実は、干し柿のようで甘くて美味しい。
熟した椋の実
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●種
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中にタネがあります
種子は、葉と同様に表面がざらつく。鳥の体内を通過して散布されるために丈夫な作りになっている。
●実生
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ムクノキの実生は見つけやすい。双葉が、アサガオのそれのようにハート形になっている。
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by jumgon | 2011-03-11 15:34 | ★言語、歴史