古代史を中心にした漂流記録&覚えておきたい記事、書籍、ニュースなどの備忘録として、あるいは自分の考えの足跡、生活の記録をしています。


by jumgon
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

カテゴリ:  ○唐古・鍵ミュージアム( 1 )

唐古・鍵ミュージアム

昨日古・鍵遺跡へ行った。
遺跡には、楼閣の絵画土器をもとに復元した楼閣を唐古池上に復元している。
f0215268_19485426.gif

この遺跡があるのは奈良県磯城郡田原本町で、その一帯にはたくさんの遺跡や出土品があって、全国でも出土例が少ない「蛇行状鉄器」が団栗山古墳という小さな古墳から出ている。(現物は国立博物館で展示されている)
唐古・鍵遺跡は、弥生時代の大環濠集落である。(この前行ったメタ神社のある稗田環濠集落は鎌倉末期から室町期にかけての中世の戦乱時に多く築造されている。)

現在の水田下約50cmに2千年前の生活に関する様々な遺物が眠っている。
発掘調査では、集落を囲む環濠や竪穴住居、井戸、青銅器の工房跡、木棺墓などが検出されている。
また、多量の土器や石器のほか、楼閣などの絵画土器、岡山県東部や静岡県西部からの搬入土器、青銅器の鋳造に伴う鋳型など弥生時代でも貴重な遺物が多い。特に絵画土器は、唐古・鍵遺跡とその分村である清水風遺跡の2遺跡で、全国の絵画土器出土総数の約半分を占める。
出土遺物は、唐古・鍵考古学ミュージアムに展示されている。
f0215268_2020877.jpg

盾持人埴輪(顔に刺青があるのがわかりますね。)
f0215268_208280.jpg

こんなきれいなアクセサリーのパーツもある。
f0215268_20325679.jpg


わたしがここで一番気に入ったのは褐鉄鉱の宝石箱だ。
f0215268_1953260.jpg

1褐鉄鉱容器80次縦14.5㎝横13.2㎝中期ゲート展示ケース
2ヒスイ勾玉80次長さ4.6㎝中期
3ヒスイ勾玉80次長さ3.6㎝中期
4土器片(甕)80次横8.2㎝中期

☆奈良市から平群町にかけて分布する200万年前の大阪層群中で形成される褐鉄鉱は、良質な粘土の周辺に鉄分が凝縮して生成された自然の好物です。
褐鉄鉱の内部の粘土は乾燥収縮し、それが内壁にあたって音をたてる為、江戸時代の好事家の間では「鳴石」や「鈴石」として珍重されていたという。
実際に手にとることができ、振ると鈴みたいな音がした。
ミュージアムには、褐鉄鉱に2個のヒスイ勾玉をいれ、土器片で蓋をしたと推定されるものが展示されていた。
まさにヒスイ勾玉をいれた宝石箱といえます。

こんな子持ち勾玉というのもあった。(長さ、約6,5cm)
f0215268_201031.jpg

[PR]
by jumgon | 2010-08-30 20:34 |  ○唐古・鍵ミュージアム