人気ブログランキング | 話題のタグを見る

古代史を中心にした漂流記録&覚えておきたい記事、書籍、ニュースなどの備忘録として、あるいは自分の考えの足跡、生活の記録をしています。


by jumgon
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

古田武彦氏のこと

今日の新聞に「古田武彦・古代史コレクション」の広告が大きく出ていた。
氏の著作は随分以前にのめりこんで読んだ時期があった。
「邪馬台国」はなかった 解読された倭人伝の謎>
<失われた九州王朝 天皇家以前の古代史>
<盗まれた神話 記・紀の秘密>
<倭人伝を徹底して読む>
などなど、、、、、。

以下広告記事より、
本書なしには、日本の古代史は語れないー
なぜ四十年間も、古田理論は学会から無視されてきたのか


だれもが、中学や高校の教科書で学んだ、聖徳太子の中国に対する対等外交を示す「日出ずる処の天子、日没する処の天子に書を致す、恙無きや」という国書を隋の煬帝に送ったといわれる、日本古代史上の有名な話。
しかし、「隋書」俀国伝には「開皇二十年、俀王あり。姓は阿毎。字は多利思北孤、阿輩雞弥と号す。使を遣わして闕に詣る。、、、、、、、王の妻は雞弥と号す。。後宮に女六,七百人有り。太子を名付けて利歌弥多弗利と為す。」とある。
開皇二十年というのは、推古天皇の年に当るのに、そこに記されていたのは、男帝なのである。
なぜ、この真実が古代史研究から消されたままなのか。その真相がこの「古田武彦・古代史コレクション」によって一挙に明らかになる。


私は氏の著作を読み、なぜ日本のアカデミックな学界がそれに反論することなく無視し続けてきたのか不思議でしようがない。これだけ、膨大な文献研究の結果を、なぜ無視するのか?反論して論破する自信がなかったのか?、、、、、、
わたしも氏の「中国文献絶対信頼」にたいして疑問を感じた部分はある。ずっと日本の後世の時代を記した部分に、天皇周辺の親族関係が誤って記載されていたように記憶する。(ハッキリと、この部分と指摘するには記憶が曖昧で説得力に欠けるが、、、、室町時代だったか、江戸時代だったか?これももう一度調べなければ、、、、)
それぐらい後世でさえ、中国文献の記事に誤りが見つかるのに、ましてや飛鳥時代の記録が絶対信頼できるものとは思えない。

だが、氏の著作に驚き、迫力のある研究に夢中になったものだ。
もう一度しっかりと読み直したい、、、と思う。興味のある方は、古田武彦で検索したら色んなサイトがでてくるから、見てくださいね!!
それから氏が親鸞、浄土真宗教団に関することに言及した文が 
http://hukohitomi.exblog.jp/
に投稿されている。参考までに、、、、。
# by jumgon | 2010-03-22 12:31 | ★言語、歴史
最近、ウグイスの声に目を覚ます。あ~、何てのどかなんだろう!
「ホーホケキョ、ホーホケキョ」、、、、、、
長い間ねどこでウグイスの声を聞く、、、、、。でも、ちょっと待てよ。確かに「ホーホケキョ」と啼いてる、、、、、ような気がするけど、よその国ではウグイスの鳴声をどのように表現してるんだろう?確か犬は日本では、「ワンワン」だけど英語では"bow-wow"というって習ったよね。
さっそく英語で調べて見たけど、どうやらウグイスの擬声はないようだ。
<<warbleという動詞があるが、これも「ホーホケキョ」イコール warble というわけではありません。少しメロディーが入ったような鳴き方の場合に warble を使います。(ウグイスなどは be warbling in a beautiful voice.、、、と表現する。>>とある。
ちなみに、すずめは朝起きて耳にする「チュンチュン」という鳴き声が chirp という擬声で表される。
擬声というのが少し興味がでてきたので調べると、こんな本が発行されている。

犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い (光文社新書) (新書)
山口 仲美 (著)

<<どうやら室町時代頃までは実際に犬は「びよ」と鳴いていた可能性があるといいます。犬が「わん」と鳴くようになるのは江戸時代から。ではこの違いはなぜ生まれたのか? 著者は人間と犬のつきあい方が変わったからだと考察していきます。>>

フーン、色々なことを研究してる人がいるものだ!!
# by jumgon | 2010-03-19 20:59 | ★言語、歴史

月が瀬梅林

月が瀬梅林_f0215268_16371330.jpg
先週の土曜日に月が瀬へ行ってきた。月が瀬は私の姉にとって(幻の桃源郷)なのだ。姉は幼い頃連れていってもらって、そこに咲いていた野の花のうつくしさに感激した所で、月が瀬と言う名前だけ覚えていて、「月が瀬って一体何処にあるのか?」ずっと分からなかったそうだ。

私は大体毎年梅の咲く頃に訪れるので姉ほどの思いいれはないけれど、梅の花と渓谷の組み合わせが素晴らしい!!
過去の文人墨客が多数訪れて詩歌や書を残しているらしい。頼山陽(確か日本史にでてきたよね!)とか芭蕉なんかも訪れたらしい。月が瀬梅林_f0215268_16464516.jpg

ところで「月が瀬」って静岡県にもあるらしい。
月が瀬梅林_f0215268_17141996.jpg

天気予報では曇りのち晴れ、なんて言ってたのに小雨までふっていた!そのおかげなんだろうけど山並みが水墨画みたいに煙っていて幻想的ではあった。でも、やっぱり梅見はポカポカ日向ぼっこ出来る日がイイネ。

2年前行ったときに出会ったナミテントウ幼虫に会えなかったのがとても残念!!
だいたい毎年同じ木の幹に住んでるのに、、、、、、。月が瀬梅林_f0215268_1783080.jpg
# by jumgon | 2010-03-17 16:43 | ★散歩、自然観察
昨日ABCテレビで池上 彰の 「学べるニュース」 を見た。
政治、経済のこと、分かりやすく解説、教えてくれて、政治、経済にに弱い私には本当に助かる番組だ。多分好評なんだろう、これからレギュラー番組になるという。 

わたしの独善と偏見ではあるが最近ろくな番組がない。電気代もムダだからあまりテレビを見なくなった。
# by jumgon | 2010-03-17 13:12 | ★読書・放送・講演会

多様性と言えば、、、、

多様性と言えば、、、、_f0215268_11441728.jpg
多様性と言えば、、、、_f0215268_1143345.jpg多様性と言えば生物、遺伝子の多様性を思い浮かべる。
今日絶滅の危機に瀕した生物を守る取り組みが行われている。

抗がん剤の一つに「タキソール」という薬がある・
タキソールはタキソイドと呼ばれる一群の天然物の仲間のひとつで、イチイの木の樹皮からとれます。イチイの木に多くの薬理活性のある物質が含まれていることは古くから知られていました。例えば、紀元前に書かれたカエサルの「ガリア戦記」にはイチイの木からの抽出物を毒薬として使ったという記述があります。
http://www.kayatsuri.co.uk/cancer/taxol.htm より


種子の大きさは5ミリの卵球状。種子は仮種皮に埋もれている。種子はタキシンTaxinという有毒性のアルカロイドを含んでいて有毒である。
 イチイの樹皮や根に含まれるタキソールは治療が困難なガンに対する治療薬として認定されている。
写真と文は http://www.toshiba.co.jp/elekitel/nature/2007/nt_57_ichii.htm より

9~10月に種子は成熟する。雌花は淡緑色、胚珠は1個。胚珠の基部には環状の仮種皮がある。種子散布はハイマツなどと同じ鳥散布である。
 イチイの熟した美しい紅色の仮種子は、柔らかく多汁質で甘く美味である。



このようにどんな生物にどんな成分が含まれているか、解明されているものもあるが、解明されてないものも膨大だという。
ある化学系の会社だったか、製薬会社だったか忘れたが、社員の仕事の一つに、(家の近所、あるいは何処でもいいが土を持ってくること、、、)と読んだ覚えがある。
土中にはいまだ知られていない、微生物が存在する可能性があり、それの働きを解明して、薬やその他の生産に生かす、と言うことらしい。
# by jumgon | 2010-03-17 11:25 | ★科学記事