当麻寺 ③ 当麻の里・当麻寺案内と国宝・重要文化財
2011年 05月 14日
http://homepage2.nifty.com/m-kasama/taima/taimadera.htm
より、地図をお借りしました。
近鉄南大阪線当麻寺駅辺りの地図
当麻寺境内図
◆国宝で日本最古の「梵鐘」
屋台のテントのすぐ後ろにあるのが「梵鐘」
「當麻寺の仁王門(東大門)」を入って、直ぐ目の前に建つのが「鐘楼」です。中に吊り下げられている国宝の「梵鐘」は、白鳳時代に鋳造され、青銅で高さ152.9cm、上帯に鋸歯文、下帯に忍冬唐草文を陽刻する。
現存最古の「梵鐘」です。
◆本堂(曼荼羅堂)・国宝
◆本堂の背面の閼伽棚
本堂の背面には「閼伽棚(あかだな)」がありますが付属的な建物には見えず閼伽井屋と勘違いするほど豪華な建物です。
閼伽とは仏菩薩に供える聖水、香水(こうずい)を意味しますが閼伽水とも言います。
閼伽棚は霊水や花、供養具を置く棚のことです。
このデザイン面白いですね!
◆木瓦葺と蟇股
◆蟇股
◆双塔 国宝天平時代
當麻寺のシンボルとしてそびえる双塔は、創建時のまま揃う全国唯一のものです。
特に注目されるのが水煙(すいえん・塔のてっぺんの部分)で、東塔は極めて特異な魚骨形。西塔は蔓唐草(つるからくさ)に未敷蓮華(みぶれんげ)を配した古式で華麗なものです。 「相輪」は通常九輪であるのに、両塔とも、八輪という珍しいものです
◆奥の院から見える双塔
◆東塔
◆東塔の水煙・(魚骨形)
◎わぁ、こんなの初めて見た!
◆西塔
◆西塔の水煙・(西塔は蔓唐草(つるからくさ)に未敷蓮華(みぶれんげ)を配した古式で華麗なもの)
◆石 灯 籠( 重要文化財・現存)
「金堂」の前方中央に建っている凝灰岩八角形の「石燈籠」は、国重文で、我が国最古の石燈籠。
白鳳時代(飛鳥時代と奈良の天平時代との間に挟まれ、645年の大化元年から710年平城遷都までの時代、美術史上の1つの時代)に松香石で造られました。最古の遺構で貴重なものです。
◆金堂
金堂は鎌倉時代の再建ですが燈籠は当初の金堂と同じ天平時代に建てられたものでしょう。
◆當麻曼荼羅
中将姫が蓮糸を用いて、一夜の内に織った物語で知られているこの図像の原本は、大きさ3.95メートル角という大画幅であるが、極めて損傷がひどく修補が重ねられているため、絵画と見誤られていた時期もあったが、数十年前から研究の結果、綴織の錦であることが判明した。この織物の図像は、すでに早くからひどくいたんでいたようで、3回の転写本が作られた。第一回の建保曼荼羅と言われるもので現存しない。
第二回目が文亀、第三回の転写は貞享の写本である。原本はその後板張りにしてあったが、延宝八年(1680)にそれを剥して、幅装に改めた。剥きとったあと板壁に残った残片が付着したものを裏板曼荼羅という。現在厨子の裏側にみているのがそれである。
◆国宝・當麻曼荼羅図(根本曼荼羅)
◆當麻曼荼羅図 中之坊蔵